検索エンジンの利用者が、興味あるキーワードを検索フォームに入力して情報を検索する、と言う仕組みがある以上、ウェブサイトをどんなキーワードに対して最適化するかと言うことは検索エンジンマーケティングを成功させるための重要な課題です。
キーワードの選定方法
キーワードを選ぶ際は通常、ウェブサイトが提供する商品、またはサービスに関連するキーワードを選定することが普通です。
例えば当サイトであれば「Flash」と言うキーワードがメインになります。
ただ、「Flash」関連のウェブサイトは世の中に数多く存在していますので、「Flash」と言うキーワードで最適化を行ったとしても当サイトのような後発でページ数も少ないサイトが、実際に上位表示される確立はかなり難しい状況です。
そこで、ある程度の予算を使うことができるのであれば、SEO Japanのようなプロフェッショナルな検索エンジンマーケティング会社に依頼してウェブサイトが関連する業界を代表するキーワードで上位表示を実現することも可能です。
しかし、当サイトのような小規模のウェブサイトでお金を出して外部に依頼することが難しい場合には、ユーザーが複数のキーワードで検索を行う際のパターンを予測して最適化します。
例えばFlashのフリー素材であれば「Flash」「フリー」「素材」。Flashのフリーサンプルであれば「Flash」「フリー」「サンプル」などと、複合キーワードを最初から想定することで、メインキーワードで上位表示を目指している競合が減り、結果的にその複合キーワードでの上位表示がより実現しやすくなります。(店舗とか地域性がある場合には、地名も重要なキーワードになります)
キーワードを絞り込むことにより、対象となるユーザーも同様に絞り込むことになりますが、特に商用ウェブサイトの目的は単純なアクセス数の増加ではなく、あくまでウェブサイトを通じて顧客、売上増加につなげることです。如何にターゲットユーザーをサイトに誘導し、顧客になってもらうか、と言うことがマーケティングの重要課題であり、その意味ではキーワードを絞ることはすなわちターゲットユーザーに的確にマーケティング活動を行う、と言うことに繋がります。
キーワードの最適化
キーワードを決定した後は、それを実際に対象ウェブサイト、ページに最適化していく作業が必要になります。
検索エンジンに対象ウェブページが特定のキーワードに最も関連していると判断される(=検索結果ページで上位に表示してくれる)ためには、対象ページのファイルにキーワードを適切な形で記述する必要があります。
検索エンジンによって多少の違いはありますが、一般的に下記の要素が考慮されます。
※ 1.
キーワードの数
ここで云う「キーワードの数」とはそのページ内にキーワードが幾つ存在するかと言うことです。
※METAキーワードについては、META KEYWORD HTML最適化 をご覧ください。
キーワード数が多ければ多い程、そのページがキーワードに関連している、と検索エンジンは判断する傾向があります。
これを単純に考えると「だったらページにとりあえずキーワードを何十、何百個と埋め込めばいいのでは?」と思いますが、現在の進化した検索エンジンはウェブサイトのコンテンツ、ユーザーに提供される文章と関係ないキーワードが多数入力されていたり、キーワード上位表示を狙っただけのキーワードの羅列は無視、もしくはそういったウェブサイトに対してペナルティを与える場合もありますからページ内にキーワードを羅列すると言った手法は控えた方が無難です。
一般的な考え方としてはできるだけページ内の文章、実際にユーザーが目にするコンテンツにキーワードをできるだけ多く散りばめていくというライティングを意識して行うと言う方法が有効です。
※ 2.
キーワードの位置
ページ内のどの部分にキーワードが記述されているか、と言う要素も多くの検索エンジンがその検索アルゴリズムの重要な項目と考えています。
殆どの主要検索エンジンでは「ページのBODYタグ内の文章中、最初の100文字~120文字」が最も重要視されます。と言うことは、つまりせっかく多数のキーワードがページに記述されていても、それがページの後半にまとまっていては検索エンジンに無視されてしまう、と言うこともありうるわけです。
最初の100文字~120文字にキーワードを記述できるかどうかはページのレイアウトなどによっても変わってきますが、実際のデザイン、HTMLをコーディングする際にできる限り最初の100文字、120文字はそのページに関連する文章を記述できるような形で制作していくことが重要です。
また、キーワードが文章中、どの位置にあるかと言うことも重要視される場合があります。
一般的に文章の冒頭のキーワードが最も重要と判断されます。同様に最後に記述されているキーワードも重要視される場合があります。
キーワードの位置はBODYタグ内だけでなくMETAタグやTITLEタグでも関係してきますから、重要なキーワードをできるだけ最初に置くことができるような形で自然な文章を記述するライティングスタイルを行ってください。
※ 3.
キーワードの比率
HTMLファイルの中でキーワードが他の文字、文章と比較してどれ位の割合で記述されているかと言う比率も検索エンジンが重要視する項目です。
例えばファイル内に1000文字記入されているウェブページ内に、10文字のキーワードが10回出ていたとしたらキーワードに比率は10%と言うことになります。この比率が高ければ高い程、検索エンジンはそのウェブページがキーワードに関連する内容とより評価します。
これを逆手に考えると単純にキーワードをページ内に何十、何百と羅列すれば比率が自然に上がって検索エンジンに評価されるのでは、と言う考えが浮かびますが、当然これらの手法は過去に何度も悪用されており、現在の検索エンジンは余りにキーワード比率が高いウェブページやキーワードが、ただひたすら並んでいるだけで文章的におかしい要素が見られるウェブページは評価を下げたり登録を拒否するようになってきています。
SEO キーワード選定の手法
では、実際にキーワードを選定する作業として、ユーザーがキーワードで検索を行う際のパターンを予測します。
しかし、予測するといっても、そう簡単ではありません。そこで、実際にユーザーが検索しているキーワードを集約してくれているものがあります。それを利用するのが、確実な方法でもあります。
そこで、個人が無料で利用できるキーワードの選定ツールを紹介します。
※ 1.
Google Adwordの利用
Googleの広告にAdwordがありますが、広告主のために、どのようなキーワードが最適なのかを教えてくれるツールがあります。
キーワードの選定は無料なので、これを使わない手はありません。
>>> Google AdWords : キーワード ツール
※ 2.
鬼キーワードアドバイスツールの利用
これも無料で使えるツールです。
ソフトをダウンロードしてローカルで使うこともできます。
Google,Yahoo.MSNのキーワード値を表示してくれます。
抽出したキーワード群をCSVファイルで吐き出す機能もついており、後から、じっくりと検討することができます。
>>> 鬼キーワードアドバイスツール