私の青春の足跡 音楽 ( My Song )
青春の足跡 '75 若かりし頃の思い出を記録
ビートルズの「プリーズ プリーズ ミー」を初めて聞いたとき、それは、雷光だった。
それまでは、あまりMusicに意識などしていなかったが、まさに目の前の景色が変わってしまった。
それからというもの、音楽に覚醒し、ギターを手にすることになった。
そして、ワイルドワンズで作曲に目覚めた。
そして今、
この世に生きた足跡を、ここに残しておきたい。
1975年の録音
1975年当時、個人で録音しようとすると、とにかく大変だった。
音質を重視しすぎると、それは高価で、今では信じられない金額だった。
まだ、サラリーが少ない時期だったので、予算もなかった。
機材選定には、悩んだ。
結局、
AKAI4440D(オープンリールテープデッキ)
SONY(カセットテープデッキ)
4チャンネルミキサー(スプリングリバーブ付き)
を購入するので、手一杯だった。
仕事に追われる中、AKAI4440Dでサウンドオンサウンド機能とSONYカセットデッキを使って重ね録りを続けた。
ただ、ドラムもキーボードもない(買う金がなかった)ので、さびしいが・・・
当時を思い出すと、とにかく演奏が大変だった。
もちろん、私一人の作業である。
AKAI4440Dのサウンドオンサウンド機能は便利なのだが、テープ再生しながらミキシング録音していくために、再生ヘッドと録音ヘッドの微妙な時間差が付いてしまう。音ズレ現象だ。
かといって、デッキ2台でのミキシング・ダビングでは、音質(ヒスノイズ増)が落ちてしまう(家庭用機材だから)。
また、サウンドオンサウンドはモノラル録音しかできない。
録音中も大変。
スタジオなんて借りれない(当時は、貸しスタジオなんて少なく、高額だった)。
自宅でやるしかない。
とにかく、雑音が入らないないように、再生音を聞きながら演奏し、音を重ねていく作業だ。(犬が鳴けば、やり直し。車が通れば、やり直し)
テープどうしをダビングではなく、ダビング回数を減らすために、再生&直録音という過酷な作業。
でも、何故か、楽しかった記憶が残っている。
そして、マスターをオープンリールに、サブをカセットテープに保存した。
あれから、30年が経過し、たまたま箱の整理をしていて、これらのテープを見つけた。
残念なことに、AKAI4440Dのヘッドが不良で聞けず。
カセットの方は、聴けたが、30年の経過は、ひどかった。劣化(高域・アタック・テープ伸びなど)がひどかった。
そこで、アナログをデジタルに変換し、これ以上の劣化を止めようと作業することにした。
オーディオテープ録音(アナログ)をデジタルに変換
まず、
新しいオープンリールデッキと思ったが、今後使わないと思い、新古品のウォークマン(DOLBY対応)をオークションで購入。
オーディオアンプからパソコンのオーディオ入力端子へのコードを購入(標準ジャック⇔ミニジャック)。
AIWAのコンポSTRASSER(これには、BBEというアタック音の矯正ができる「すごい」機能が付いている)。
アナログ⇒デジタル変換ソフト(フリーなどあるが、ミュージックCDデザイナーを選択)
を準備。
何度もやり直しながら、やっと、聞ける状態にまでなった。(音伸びによるフラッターはどうしようもないが・・)
WAV形式で出力後、圧縮するためにMP3かWMAかで悩み、品質を維持し圧縮率が高いWMAを選んだ。
なお、WebにアップするためにASXファイルを作成し、そのASXファイル内にWMAファイルを記述するようにした。
ASXファイルの作成の仕方
テキストファイルで以下を記述し、任意のファイル名で保存し、拡張子をasxに変更する。
<ASX version="3">
<Entry>
<Ref HREF="WMAファイル名.wma"/>
</Entry>
</ASX>
次に、WebにアップしようとFlashでAudioPlayerを制作することにした。
FlashでMP3の読み込み
MP3に変換したものをFlashに読み込ませることにした。
ただ、読み込ませるだけでは、おもしろくない。
そこで、Flashの機能にあるMP3のidタグに作曲者や歌詞などを書き込み、Flashで表示させることにした。これには、時間がかかった。
(自己満足かな)>>> MP3のidタグを読み込むFlash MP3Player
DTMの制作
1970年代に作った曲(楽譜)を基に、DTM制作をすることにした。
DTMソフトは、Cubaseが有名のようだが、まだ敷居が高いのでSingerSongWriterでと思ったものの、
まだ初心者なので、河合楽器のスコアメーカーで楽譜入力し、
Music Studio Producer (フリー)でエフェクトの追加などの編集をし、MIDIを制作した。
ただ、MIDI再生音はユーザー(聞き手)のパソコンの音源に依存してしまう。そのため、作者の意図とは違う音色になる場合がある。
実際、パソコンの音源は「しょぼい」。
で、作者の意図を反映した再生音にするために、WAVで出力する必要がある。
そこで、RolandのVirtulSoundCanvasを使った。